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[eBook]RFID導入を成功に導く5つの対策

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Case 導入事例

川崎重工業株式会社様/工具持出返却管理

川崎重工業株式会社様 工具持出返却管理のイメージ
会社名
川崎重工業株式会社
従業員数
40,610人(2025年3月31日現在)
業種
輸送用機器
導入時期
2026年3月
担当部署
エネルギーソリューション&マリンカンパニー

導入の背景

厳格な安全・品質管理が求められる製造現場において、使用する工具の日常点検は欠かせない業務プロセスです。従来、点検作業は紙のチェックリストに基づき、作業前後に「ある・なし」を目視で確認するアナログな手法で行われていました。しかし、この運用には「点検した」という事実以上の詳細な記録(いつ、どの工具が、どの状態であったか)が残らず、万が一工具を紛失した際の、紛失のタイミングや場所を特定することが困難となることが想定されます。また、特定の業務規程により、厳格な管理が義務付けられている場合であっても、現場の負担増により抜け・漏れの発生リスクも抱えていました。

導入ステップと効果

Phase-0:現場主導の試行と課題の顕在化

当初、現場部門を中心にRFIDを用いた検証を開始しましたが、読取精度の不安定さやハンディーリーダー制御用端末のOSの制限から、検証が中断してしまいました。

Phase-1:技術部門主導による運用の再設計

日々の工具持出返却管理に対し課題が残っていたことから、技術部門がプロジェクトを主導。改めて、RFIDで検証が進まなかった原因の検証だけでなく、その他の技術(画像認識・QRコード・センサー)も含め再検討を開始。コストや実現性のバランスから、最終的にRFIDを活用した点検業務のトライアルを開始しました。

Phase-2:特定エリアでの先行運用と効果検証

現在は1か所の作業エリアにてPoC(概念実証)を実施中です。一括読取による点検時間の短縮に加え、規程遵守の証拠(ログ)を自動生成する仕組みを構築しました。更に、持ち出し・返却管理にもRFIDの活用の幅を広げ、更なる管理モデルの構築を着実に進めています。

運用イメージ

  • ハンディーリーダーによる工具点検

  • RFIDタグ取り付け

    ※RFIDタグは金属対応タグを使用。
    Xerafy社製 XS Dash、XS Dot、Pico On
    BEONTAG製 FERROWAVE MICRO

  • 管理画面

導入効果

  • 点検業務の抜け・漏れ防止:読み取りログが自動保存されることで、より確実な点検の実施を担保
  • 現場作業の負担軽減:数十本の工具を瞬時に一括検品可能とすることで、目視チェックに要する時間を短縮し、作業効率を向上
  • 紛失を起こさない環境の強化:履歴情報の蓄積により万が一紛失が発生してしまった場合の捜索範囲を最小化、ならびに、所在特定までの時間を短縮。RFIDによる工具管理を実施することで、紛失を起こさない環境をさらに強化

今後の展望

本運用を起点に、今後は複数拠点や工場間における共有工具の所在管理へと展開を進めていきます。

これにより、工具資産の可視化と管理の効率化を図るとともに、現場運用の標準化・高度化を推進し、工具管理および安全品質のさらなる向上を目指します。

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